次の一手問題-その７-

この間三麻やってたら３副露してる字一色小四喜に上家が振り込んで終わってしまった。

※2018/5/18解答更新

■状況説明
狩りを中途半端に通してなんとか1:1にできたはものの、出したユニットは結局滅亡で消されてしまった終盤戦。
相手の伏せの総CPと持ちMPは読めてなかったから不明だけど、直前に滅亡つかってるのでそこまで大きくはないはず。特に持ちMPはせいぜい100程度だと思うので、便宜上持ちMP0で考えてください。
こちらの伏せは降魔、ソーマ。相手の伏せの1枚は速攻反転で生成したAP⇔DPです。

この時の使用デッキ

[デッキコード]
16v6H6T6X7275787D7O7U878o8s8G8Mafb1

[ユニットカード] × 0

[マジックカード] × 40
No135 精神の秘箱 × 2
No139 補充の緑泡 × 2
No143 未完のキューブ × 2
No144 封魔石の欠片 × 3
No146 封魔石 × 2
No147 生命の滅亡 × 2
No148 魔力の滅亡 × 2
No158 ソーマの烙印 × 3
No162 魔道転送 × 2
No164 魔力吸収 × 2
No168 魔力の石 × 3
No174 支援要請の紅玉 × 2
No175 王の狩り × 3
No180 夜叉神の竜殺し × 2
No182 降魔の蓮華門 × 2
No212 絶対防御 × 3
No228 パラドレイン × 3

■解答(あくまで私個人の考えなので、ほんとに正しいかは知りません。悪しからず。伏字にしてるので反転してください。思ったより長くなったせいで伏字のままじゃ読みにくくなってしまったので、伏字はやめてスペース空けときました。)





















相手の場を確認するとまず墓地に欠片、未完が3枚ずつ、さらに降魔も2枚落ちています。したがって相手から未完、欠片がくる可能性はほぼ0です。またデッキの残り枚数は6枚なのでデッキ切れによる勝利も視野に入れたい状況です。

こちらの負け筋はこのままユニットに殴り倒されることと、命削りの風をくらうことで、勝ち筋はデッキ切れに追い込むことと召喚魔法で出したユニットで攻め切ることです。

まずこのターンでは、眼前のフェアリードラゴンをなんとかする必要があります。
私は最初、魔力吸収を伏せて次の相手のターンで未完をうつか、なにも伏せずにターンを回して未完あるいは滅亡をうとうかと考えてました。
しかし相手は契約をうった直後ということを考えると、MPが貯まり次第ユニットを出しなおせるので勝ち目はほとんどありません。
相手のデッキ切れを考慮するとしても、残りLP1000をこの手札で守り切るのはほとんど不可能だからです。

除去に頼らずフェアリードラゴンの攻撃を防ぐためには、墓地から召喚魔法を拾うしかありません。
ただしダーキニーにしろアーサー王にしろ、出したところで勝ち目はかなり薄いです。というのは足止めされてるうちにビフロンス以上のユニットを出される、命削りの風をうたれる、相手の伏せの中に特攻の剣がある、とわかりやすい負け筋が3つもあるからです。

それでも除去を拾ってじり貧にするよりはまだだいぶんましなので、実戦ではセットフェイズはなにも置かずにエンド。バトルフェイズで夜叉神の竜殺しを引いてきてダーキニーを召喚し、守備表示に変更しました。
メイドクラッシャーが入ってるデッキにも関わらずまだ相手の墓地に特攻の剣が1枚しか落ちてないことを考えると、ビフロンスやアスタロスを出される可能性よりも特攻の剣で相打ちを狙われる可能性の方が高いと判断したからです。
命削りの風は次ターンに欠片を置くことができ、もしくはドロー次第では絶対防御で安く防ぐこともできます。

まとめると
勝つためにはフェアリードラゴンを止める必要がある
↓
除去を墓地から拾うのはじり貧になって勝てないのでユニットを出すしかない
↓
ただしその場合でも特攻、ビフロンス以上のユニット、命削りの風という3つの負け筋がある
↓
3つ全てに対応するのは無理なので、一番確率の高そうな特攻を警戒して出したユニットは守備表示に
↓
守備表示にするならアーサー王を出すメリットはないので召喚するのはダーキニー
↓
相手のデッキ切れまでしのげれば勝ち。

最善かどうかはわからないけど、とりあえず私はこういう思考でした。
現状の態勢ではビフロンスを出されたらどうしようもなく、出されるまでのドローで対抗策が用意できなければ負け(しかもデッキ構築的に用意できる可能性は薄い)ということを考えるとかなり厳しいですが、一番勝てる可能性があるのはこれだったと思います。

実戦ではどうなったかというと、相手のデッキに残ってたユニットが実はアサシン、トールだけで、しかもトールが39枚目に眠ってたので、それまでに引いていた絶対防御とさらに支援でドローした絶対防御で2ターンしのでデッキ切れに追い込むことに成功しました。
試合が終わった後の墓地を一瞬しか確認できなかったのであやふやですが、相手の伏せの中には特攻の剣もなったようです。

ちなみに相手の場に足止め、特攻がないことが読み切れたなら王の狩りでほぼ勝ち確定で、逆にビフロンスを出されることが決定的でデッキ切れまでしのげないと判断するなら、足止め特攻がないことを期待しての王の狩りでワンチャンス狙いが唯一の勝ち筋でした。