2013/05/11

戸田山和久『論文の教室』

戸田山和久『論文の教室』


「論文って何だ!?それは、「問い」に対して明確な答えを主張しその主張を論証するための文章である。
主人公は作文の苦手な大学生。彼が読むに耐える論文を何とか仕上げるまでを時系列順に辿りながら、論理的に文章を書くためのノウハウを伝授。
論文のアウトラインの作り方を丁寧に紹介するほか、説得力を高めるためにはどのような挙例が必要か、どのようなアンチテーゼを叩けばよいかを明快に解説する。
読めば必ず書ける、究極の論文入門書!」
(カバー折り返しの紹介より引用)

究極、かどうかは別として、レポートの書き方について扱ったものの中では最も参考になり、わかりやすい。
ダメ学生が良いレポートを書けるようになるまでの修行物語として書かれており、読みやすさは抜群。類書で落とされがちな参考文献の書き方まで書かれているのもありがたい。
とりあえず横になりながらでも一度通読しておけば、レポートを書く上での禁忌を犯さずに済むだろう。

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